NYN-JEWELRYのアパレルはロンT含め個人的にツボだ。

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前の記事(NYN-JEWELRYの読み方と評判)でも触れたNYN-JEWELRYだが。

個人的にはNYN-JEWELRYはかなり好きなブランドだから今日はこのNYN-JEWELRYのアパレルについて書いていきたい。

NYN-JEWELRYのアパレルはロンT含め個人的にツボだ

要はそういうことだ。NYN-JEWELRYのアパレルアイテムは個人的にはけっこうツボである。

ジュエリーブランドをバックボーンにした、鋭利で突き刺さりそうなデザイン観のなかに、どこか上品さとメンズらしさを同居させて上手にストリートナイズさせている。おそらくデザイナーのセンスが良いのであろう。女性目線から見ても評判は良いと思われる。つまりかっこいい。女子ウケする。

あとこれは個人的な話になってしまうのだが、オープンエンド糸を使用したロンTに私の嗅覚が反応してしまった。NYN-JEWELRYの看板商品でもあるEMBLEM L/S TEEなんかは、このオープンエンド糸が使用されたロンTなのである。

(画像は公式サイトから拝借)

オープンエンド糸のことを念のため説明しておこう。

Tシャツの素材がコットンが最高なのは言うまでもないが、コットンと一言で言っても以下の二つに大別できる。

・リングスパン糸

・オープンエンド糸

前者のリングスパン糸は、今あなたが着ているTシャツの素材と言ってもいいかもしれない。なぜなら、日本のブランドや日本で手に入るTシャツの9割以上はリングスパン糸でできているからだ。

要するに、我が国においてTシャツに使うコットンはリングスパン糸が主流なのである。

それに対して、もう片方のオープンエンド糸は、Tシャツ文化の本場アメリカで主流になっているコットン糸である。

このオープンエンド糸でできたTシャツの特徴はなんと言っても

「ジャリ感」

これに尽きる。ジャリ感とはなんだ、という話になってくるが、もう言葉のまま受け取ってもらいたい。触った感触、着た感触が「ジャリ」なのである。リングスパン糸が「モニュ」だとすれば、このオープンエンド糸は「ジャリ」なのだ。

・・・もうこれ以上の形容のしようがない。

この形容で想像ができないなら、もう実際にオープンエンド糸のTシャツを着てみるのがいちばん早い。着てみるのが一番早いのだが、おそらく普段からリングスパン糸に慣れた我々日本人からすれば、オープンエンド糸のTシャツを着ると、場合によっては違和感を覚えるかもしれない。

アメリカTシャツ好きでもない限り、普通に生活をしていてオープンエンド糸のTシャツを着る機会はないだろうからだ。だから、オープンエンド糸のTシャツを着てみて、いつもと感触が違うからといってそれを先入観で排除してはならない。オープンエンド糸とは、もともとそういう着心地なのだ。この「ジャリ感」を、そういうものなのだと受け入れることからオープンエンド愛好家への道は始まる。

私もオープンエンドのTシャツに初めて袖を通したとき、若干の違和感を覚えたものだが、それに慣れた今となっては、私のお気に入りのTシャツなどは大抵、オープンエンド糸のTシャツである。そのくらい個人的にはオープンエンド派だ。

オープンエンド糸は着れば着るほどアジが出て育っていくものだから、経年変化いわゆるエージングを楽しめる。それが好きなのである。お気に入りのTシャツを買うと、消耗させたくないがためにあまり着なかったり、洗濯機をついつい避けたり、そういう小細工をしがちだが、私からすればビビるなと言いたい。

ガンガン着込んで、ガンガン洗濯機に突っ込んで、良い意味で生地をヤレさせていくのである。私なんかはもう、100回以上はこのロンTを洗濯に入れてブン回している。おかげで「オレの味」に育ち始めている気がしている。こういうアパレルはどんどん着てどんどん育てていくのが常識である。

それから、最後にもう一つだけ話させてほしい。

私が最後に言いたいこと。それは「EMBLEM L/S TEEの袖のブランドロゴのロゴの長さが絶妙」ということだ。おそらくこれはデザイナーが意図的に仕掛けたデザインのポイントの一つになってくると思うが、この袖のロゴの長さが、340mm前後なのである。(この340mmという数値は、実際に私が”定規”で測ったものだから”340mm前後”という表現をしておく。多少の誤差があったら謝る)

この340mm前後のロゴの長さが、このロンTの気品を生み出す一つの要素になっていると私は考える。というのは、ロゴの長さやロゴの大きさが5mm変わるだけでも、服全体の印象が大きく変わるというのはデザイナーの世界では周知も周知の事実だが、この340mm前後というロゴの長さが、NYN-JEWELRYのブランドイメージと最高にマッチするのである。

一般的な袖プリントのあるロンTの場合、多くのブランドは大体400mmのロゴの長さにしてくる。だが、袖に400mm(つまり40cm)の長さのロゴがあるとデカすぎになるケースもなくはない。

そこにきてNYN-JEWELRYは、袖のロゴの長さを約340mmとスタイリッシュに落とし込んできている。この長さがポイントなのだ。320mmでもない、360mmでもない、340mm前後という長さがまた絶妙なのである。その絶妙さというのがNYN-JEWELRYのロゴがさりげなく主張しながらも上品な雰囲気をまとっている一つの要因なのかもしれない。

-ユキヒデ-

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